Room 386

見晴愛や日常について

聖地を訪ねて Dream of you... 神戸編

2024年12月4日、見晴の1stアルバム「Dream of you...」のジャケットの撮影地に巡礼してきましたので、そのレポート記事です。
写真多めでお送りします。

このジャケットの場所です

前置き:長年不明だった撮影地

このジャケットの撮影地、長年不明だったんですよね。
ブックレットの中身の方は観光地ということもあり、山梨県清里周辺と判明していたのですが、肝心のジャケットが不明でした。
背景に特徴的な建物が写っているのですが、特定できず。
わかっている人はいたと思うんですが、特定して場所を記載しているようなサイトは見つけられずませんでした。
ときメモ聖地巡礼をされている、みきはるさんのブログでも、この場所だけは不明という状態…

が!!2024年の6月!ついに場所が判明!!
神戸駅の目の前にある神戸ガス燈通りでした!
先のみきはるさんのブログ記事に、場所を知る方からコメントが付いた事で判明しました。
まさか令和の今になって判明するとは思わず…
その記事がこちらです。
ちなみに今回のタイトルはみきはるさんの聖地巡礼記事のパロディです(敬意と笑いを込めて…w)

yogurtmushroom.hatenablog.com

広島出張のついでに

場所が特定された日から、いつか必ず行くぞと野望を立てていました。
Twitter上でもちらほらと聖地巡礼している方を見かけ、モチベがあがる日々。

そんな時、突如、仕事で広島出張が決まりました。
奇しくも出張日は12月3~4日の一泊二日…
そう、告知志穂さんが菊池された「館林見晴ファンミーティング」の電話予約開始の12月3日です。
普通なら休みを取ったり早退したりするのですが、もう動かせない出張日、他の人に任せられない重大な仕事、見知らぬ、天井…
もうそのことで頭がいっぱいだったんですが、ふと気付く。


「あれ…?これ帰りに神戸行けるんじゃね…?」

 

西日本に行き慣れていないため、神戸が広島の途中にあるという事にすぐにピンと来てませんでした。
唯一引っかかるのは帰宅時間。
ジャケットと同じイルミネーションが映える時間に行くとなると、1歳の娘のお風呂の時間に間に合わない!(お風呂は自分の仕事なのだ!)
しかしこれほどの機会は早々ない。
ということで妻と交渉……快諾!とまではいきませんでしたがw無事お許しを貰えました。
ありがとう妻よ。もみじ饅頭沢山買ってくるからな…!

仕事も終えていざ神戸へ

無事仕事も終え、ファンミの予約も無事取れて(仕事で電話ができないかもと代行してくれた妻が予約を取ってくれました…もう頭があがらない…)とても充実した気持ちで脱広島。
以下のルートで向かいます。
新神戸から向かうルートでもよかったけど費用等からこちらで。

新神戸(新幹線停車駅)からJR在来線が出ていないことにびっくりしました…

姫路駅も初めて下りました。
在来線に乗り換えたところで、気持ちを高めるためDream of you...を聴き始めました。
段々と神戸に近づくにつれ、不思議な高揚感のような緊張感のようなものを感じていました…
余談ですが、瀬戸内海沿いを走る路線のため途中で赤石海峡大橋を間近で見れて感動しました。このルートにして正解でした。

ついに聖地へ

予定通り16:47、神戸駅に着きました。人生初神戸!
いよいよということで気分が高まります。
さて、目的地は事前にGoogle Mapにピンを打っときました。
ジャケットに写っている、あの特徴的な建物が見える場所です。
神戸駅から東方向に5~10分程歩いたところのようです。

拡大すると、DUOKOBEという地下街の施設があるようで、その26番出口(DUOKOBE26)を出れば真っすぐ行けそうです。

DUOKOBEは駅直結で案内もいたるところにあり、すんなり26番出口まで来れました。

26番出口前にある案内。このような案内がいくつもあるので迷うことはなかったです。

26番出口を出るとそこには…

!!!!

うわ!!!!ある!!!見たことがあるぞ!!
この電飾の感じ…!我々はこのイルミネーションを知っている…!!!!!!

もうこの時点で感動でした。
これまで色んなイルミネーションを見ては「ジェネリックDream of you...」なんて思っていたんですが(ド失礼)、本物だ…ジェネリックじゃないんだ…
27年間もジャケットのイルミネーションと同じ形でいてくれたことに嬉しく思いました。

高揚感も最高潮で目的地までイルミネーションを楽しみながら神戸ガス燈通りを歩きます。
道中、普通にイルミネーションが綺麗で見惚れましたw
聖地巡礼目的でしたが、全然これ目当てに来て良いレベルです
てか観光地ですしね、ここに来ておいて「イルミが綺麗で意外!」とか普通の方からしたら何言っているんだお前って感じでしょう。

ガス燈通りの名の通り、綺麗なガス燈が等間隔で立っていました。
12月ということでクリスマス仕様になっていましたね。

しかし、ガス燈通りを進んでも中々あの建物が見えてこない。
現在地を確認したら、既に目的地を少し通り過ぎちゃっていました。
なのに周りを見渡してもあの建物が見えない…
おかしいな?と思い、来た道を戻ろうとUターンしたところ…

 

……!!

 

あった………

 

本当にあった………

 

まるで時が止まったようでした。
初めて見るはずなのに、よく知っている風景
実在することが信じられないのに、確かにここのある事実
27年間変わらない形で在り続けたことへの感謝の思い
ようやく見つけてあげられたかのような錯覚…
えも言えぬ様々な感情が、この光景を見た瞬間に一気に込み上げて来て、目頭が熱くなりました。

なぜか勝手に駅からの進行方向に見えてくると勘違いしていたのですよね。
おかげで不意打ち的にこの光景を目の当たりにすることになり、感動も強烈に襲ってきました

しばらくDream of you...を聴きながら耳と体と心でこの景色を堪能
冬の冷たく澄んだ空気の中、ジャケットと同じ煌びやかな景色を眺めながら聴くDream of you...は格別な物がありました…

その後、ジャケットと同じ構図で写真を撮れるポジションを探しに行きました。
どうもジャケットを見た感じでは、先の写真の左側の歩道から撮っている様子。
そしておそらくこの辺りだろう、というところで写真を撮りました。

どうでしょう?
周りをトリミングし、ガス燈のやや左あたり見晴を配置するとかなりジャケットに近くなりそうじゃないですか?

CDと一緒に記念撮影!うん!中々近いのでは!

こんな感じでパシャパシャ写真撮ってたんですが、あまり周りから不審な目で見られることはありませんでした。イルミネーションが凄く綺麗なので、周りにもちらほら写真を撮っている方がいたのですよね。上手くその中に紛れ込めました^o^
ククク…近くに重度のミハリストがいるとも知らずに…

後ろを向いたらこんな感じ。まるで光の中のアートだね。

最後に道行く方にお願いして、Dream of you... と同じ構図で記念撮影しました。
ちょっと恥ずかしかったけど、ここまで来たんだからやりたいことはやりたいよねと。
1時間ぐらい滞在したでしょうか。
とても充実した時間でした。

ジャケットの正確な撮影場所と撮影方法について

これだけはしゃいだ後に言うのもアレなんですが、私が撮影した場所とジャケットの撮影場所は少しズレていましたw🤣(いや、現地でもある程度ズレていることはわかってはいたのですが)

ジャケットの右側に特徴的なモニュメントが写ってるのがわかるでしょうか?

これです

先のみきはるさんのブログでも語られていますが、既にこのモニュメントは撤去されており、現存しません。

特徴的なモニュメント

しかし、場所はわかっています。
ジャケットの写り具合からして、このモニュメントより少し手前ぐらいで撮影していると思われます。

また、以下の通り撮影した写真とジャケットを見比べると、建物の角度が微妙に違うことがわかるかと思います。

ジャケットの方が目線が高い構図になっています。(あと、ジャケットの方がやや右から撮ってますね)
つまり、ジャケットの方がより建物から遠い、あるいは、高いところから撮影していることになります。
ただ、先のモニュメントがあのように下まで写っていることを考えると、あまり高いところから撮影しているようでもなさそうです。

総合すると、おおよそ撮影場所はこの辺りではないでしょうか。(赤いピン)

URLはこちら
https://maps.app.goo.gl/F9yi9B6EAZbiAdYG7

ばいきんまん像のあたりが私が撮影した場所です。
そこから更に60mぐらい離れたところです。
ちょうど煉瓦倉庫か駐車場の入口のようで開けているところなのでわかりやすいかと思います。

ただ、そこから普通に撮影してもジャケットのようにはならないと思います。
というのも、私が撮影した写真を見てもわかる通り、あの建物がかなり小さくなってしまうんですよね。そこから更に離れればもっとでしょう。

おそらくですが、「圧縮効果」で撮影された写真だと思われます。
圧縮効果というのは、カメラの望遠レンズで撮影した時に強く出る効果で、被写体と背景との距離が圧縮されたように写る効果です。

こういうのです(Google検索結果)

要は遠くのものが近くに見えるようになる効果ということです。
これなら背景のあの建物は大きく写ります。
また、現地に行って感じたことですが、電飾の付いている樹は1本1本ある程度離れていて、普通に撮ってもジャケットのように密集したように写りません。
このことからも、おそらく圧縮効果を使って撮影したと思われます。
(となると、もしかすると更に遠くから撮影しているかもしれません…。)

ちなみに、ジャケットの見晴と同じように写ることはおそらく不可能です。
(まぁこれをやろうと思う人はあまりいないとは思いますが…w)
位置的に宙を飛ばないと無理っぽいんですよね。
見晴は天使だから飛んでるんでしょう。
どうしてもという方は脚立でも持参いただくしかないですが、迷惑になりますからね、
やはり飛ぶしかない。

あ、それと、ジャケットと同じように撮るなら樹の葉の落ち具合も注意です。
私が行った時はまだ結構葉が残っていたので、ジャケットの撮影場所まで移動すると葉で隠れてしまい奥の建物は映らなかったでしょう。樹が成長しているということもあるかもしれませんが…
(例年通りならちょうど良い頃だったと思うんですがね…w今年は紅葉も遅かったですからね…w)
ジャケットでは少し葉が残るぐらいですが、落ちきってからでも良いかと思います。
それこそDream of you...が発売された1月21日とかいかがでしょうか。
月曜だけど。

まとめると、ジャケットと同じように撮る場合、以下のようになります。
コアラまいった!

あの建物について

ずーっとあの建物と呼んでましたが、「こべっこランド」という神戸市立児童センターの跡地ということがわかりました。(現地に行く前にわかっていましたが)
入口に移転のお知らせの張り紙が掲示されていました。

入口に貼られていた紙

令和5年2月11日に移転したということで、割と最近まで使われていたようです。
少し中を覗いてみたところ、子供が好みそうな内装をしており、児童センターとしての片鱗が伺え、まるで移転から時が止まっているようでした。。

こちらの記事によると、1987年竣工とのことで、もうすぐ築40年になり、老朽化が進んでいます。

koberun.net

更に、こちらの記事によると、神戸市が活用事業者の公募をしたのですが、神戸駅の駅前という好立地にも関わらず、応募0という結果に。
建物を解体して、土地だけの利用になる可能性もあるかと示唆されています。

kobe-journal.com

こべっこランドのWebサイトにいくと、沿革が見れました。

こべっこランドとは? - こべっこランド|神戸市立児童センター

昭和62年から令和5年2月までということは、イコール建物の歴史と言えます。
阪神淡路大震災により被災し、大きなダメージも負いながらも復旧し、開園30周年、来館者1000万人以上、という輝かしい功績を残されていたことがわかります。
多くの神戸っ子達を育み、愛されてきた場所なのでしょう。
その跡地と思うと、何とも切ないような寂しい思いがします…

先に述べた通り、数年後には解体されていてもおかしくありません。
聖地巡礼できる時間はもうわずかかもしれません、興味ある方は早めに行きましょう。

ちなみに賃料は月660万円とのこと。誰か借りて救いませんか?
オメェの出番だ!伊集院!!

さいごに

突発的な出張に合わせて、見切り発車気味に行った聖地巡礼でしたが、想い出に残る充実した時間を過ごせました。
この場所でDream of you...を聴くというのは極上の見晴体験ですね。(なんだそれは)
見晴が写っている場所と同じ場所にいる、その場所が現実にあることを実感することは、まるで見晴まで実在するような、そこいるかように感じられました。
また、個人的には「ダイアリーはつぼみのまま」が、あのメロディの煌びやかなイメージがこのイルミネーションと重なり、より感動的に聴こえました。
本当に行って良かったです。

これを機に他の聖地にも行ってみたいですね。
清里や小樽(MySweetDaysのジャケット撮影地)は既に観光で行っているので、今回ほどの感動はないと思いますが、現地で見晴に想いを馳せることは良い経験になりそうです。
残る撮影地が不明な聖地は「もしも私が天使だったら」のジャケットのみかな~
もし知っている方がいたら教えてください。

こちらです

それでは今回はこの辺りで。
興味ある方は、まだ聖地が健在な内に行かれてはどうでしょうか?
その際はこの記事を参考にしていただければ嬉しく思います。