Room 386

見晴愛や日常について

ときメモ曲語り 「10th SMILE(=じゅうねんスマイル)」初代を締めくくるに相応しい名曲

ときめきメモリアル30周年記念ライブが近づく今日この頃
Twitterではライブに向けてキャラソンに関する投稿をよく見ます

そんな中、ひときわ多く話に挙がるこの曲「10th SMILE」
この曲がなぜ特別視されているのか?
一体何が凄いのか?
”あの曲”との関係は?

自分なりの理解で、考察と感想をたっぷり語っていきます

10th SMILEは10周年記念アルバムの最後の曲です
このアルバムジャケットいつ見ても最高だな…

基本情報
曲名:10th SMILE(=じゅうねんスマイル)
収録CD:ときめきメモリアル The 10th Anniversary~ Love Me Please~
作詞:くまのきよみ
作曲:滝千奈美
編曲:岩崎元是
歌:ときめきスターズ
リリース日:2004/09/23
属性:-

作詞は数多くのときメモソング作曲してきた、くまのきよみさん!
編曲はときメモソングの編曲と言ったらこの方、岩崎元是さん!
ときメモ初代を締めくくる曲に相応しいお二方です
しかし作曲の滝千奈美さんは…おそらくときメモソングとしてはこの1曲のみなのではないでしょうか。思い切った起用ですがこの素晴らしいメロディ…大正解でしたね

歌詞はこちら
各フレーズに括弧書きで担当するキャラ名を書きますが、あまり自信ありませんw(伊集院おらんし…w)
間違ってたら教えてください。

嬉しくて抑えきれない(如月)
なにもかも恋のせい?(虹野)

振り向いて微笑み返す(早乙女?)
まっすぐに見つめ合う(鏡)

世界中に溢れてる素敵・勇気・夢をぜんぶ(清川)
両手広げ集めたいの(古式)

だんだん高まってくる想いはいつでも(全員)
言葉にはできない(藤崎)
「ときめき」(全員)
手をつないで駆け出そう探しにゆこう(館林)
ハートに感じるまま(全員)

臆病で泣きムシになる(朝日奈)
それもみな恋のせい?(美樹原)

明日に迷うその時はいつも側にいてくれたね(藤崎)
ライバルという名の友達(古式)

どんどん膨らんでゆく想いが痛くて(全員)
言葉にはできない(如月)
「だいすき」(全員)
深呼吸して飛び込むそれぞれの夢(清川)
ゴールが近づいてる(全員)

だんだん高まってくる想いはいつでも(全員)
言葉にはできない(鏡?)
「ときめき」(全員)
手をつないで駆け出そう探しにゆこう(紐緒)
ハートに感じるまま(全員)

どんどん膨らんでゆく想いがはじけて(全員)
大きく叫びたい(虹野)
「だいすき」(全員)
その笑顔に会いにゆこう約束の場所(藤崎)
ゴールはもうすぐそこ(全員)

初代ときめきメモリアルとしての最後の曲

まずはこの曲の立ち位置的な話から語ります。

10th SMILEはときめきメモリアル10周年記念にて発売されたアルバム「ときめきメモリアル The 10th Anniversary~ Love Me Please~」に収録されている最後の曲です。
そして、これ以降、初代ときメモのキャラソンCDは発売されていません。
つまり現状、初代ときメモとしての最後の曲なのです。

厳密には後に出たファンクラブ限定のCDに詩織名義の曲が収録されてるので、初代ときメモ関連の最後の曲というわけではないのですが、"初代ときメモとして"は最後の曲であり、内容的にもこれを意識して作られているのは間違いないだろうと思います。

このアルバム自体が久しぶりに発売された初代ときメモのCDでした。
おそらくこれの1つ前のCDはOVAのサントラになると思います(1999年)。
当時は3が発売されて数年後の、少しときメモというコンテンツの勢いが落ち着き始めた頃だったかと思います(ちょっと記憶が薄いですが)。
こうした中、数年ぶりに発売発表となった初代ときメモの10周年記念CD
特別な1枚であることは言うまでもないかと思います。
そのアルバムの最後の曲。アルバムとして初代ときメモ熱をよみがえらせつつも、再び締める初代ときメモを締める曲。
そんな特別な立ち位置として作られ、そして今もその位置にいる曲なのです。

余談ですが、2003年からときメモに触れた自分にとって、初めてリアルタイムに楽しむことができたのがこのアルバムでした。
そういう意味でも、とても思い入れのあるアルバム・1曲です…

10年の重み

発売当時、初めて曲名を見た時、10th SMILEって凄い曲名だなと思いました
10年ですよ、10年 (10倍だぞ、10倍)
今でこそ、様々なゲームが10周年20周年と言われ、10周年なんて特に珍しくもないように感じるかもしれませんけど、ゲームの歴史を考えても、当時で10年以上続くタイトルというのは限られたビッグタイトルしかなかったと思います。
まして、ときメモのようにキャラクターにフォーカスされたタイトルで10周年というのはかなり稀だったと思います。

当時自分は10代だったので、自分の人生の半分以上も続いていたのか…とよりその重みを感じました。

歌詞もこれまでの曲と違って時系列的には少し先の視点で書かれ、それぞれの恋を歩んできた各キャラの心情の変化や想いを綴ったような内容になっており、10年続けてきたからこその感動がこの曲にはあります。

「♡(ハート)のスタートライン」との関係

「10th SMILE」は「ハートのスタートライン」は続きとなる曲です

これ皆さん気付いてましたでしょうか?
ちなみに私は全然気付かず、発売されて数年してから気付きましたw
おそらくどこにも名言はされていないと思うのですが、歌詞を見ると随所にそうとしか思えない関連性や共通点があり、間違いなくそうだと思われます。
もちろん作詞者も同じです。

そもそも「ハートのスタートライン」自体、ヒロイン全員で歌っている曲にしてはあまり知れ渡っていない曲で、特別視していない方も多いんじゃないかなと思います。
(ライブなどでは歌われていたので、リアルタイムで楽しんだファンの方はそう思わないかもしれません。自分のように後からときメモに触れたファン程この傾向にあるのかなと思います)
なので、この2曲の繋がりに気付かれていない方も結構多いのではないでしょうか。

ハートのスタートラインでは文字通り「スタート」を、10th SMILEでは「ゴール」を意識している曲となっています。
「スタート」してから10年走ってきた、、その続き、「ゴール」。
否応なしに、これまでのときメモの歩みを感じさせられます。

歌詞を並べて見ました
ざっと見ただけでも、それぞれの夢や恋を競争のように表現している共通点がわかるかと思います

各キャラが歩んできた「ときめき」を感じる最高の歌詞とメロディ

以降は曲に沿って語っていきます。

如月さんの美声から入るAメロ

嬉しくて抑えきれない(如月)
なにもかも恋のせい?(虹野)

振り向いて微笑み返す(早乙女?)
まっすぐに見つめ合う(鏡)

如月さんの美声から入るAメロ
「まっすぐに見つめ合う」の担当がテーマBGM「瞳の誘惑」の鏡さんなのがいいですね
こうしてキャラが交互に歌うだけでもうグッと来てしまいます…w

世界中に溢れてる素敵・勇気・夢をぜんぶ(清川)
両手広げ集めたいの(古式)

ここの「素敵」「勇気」「夢」というのは「ハートのスタートライン」の歌詞にも全て出てきます。

昨日と違うステキな気分
勇気を出して受けとめたいの
夢だけ見てた

意識したものでしょうか?流石にたまたまかな?
「スタート」時に抱いていた「素敵」「勇気」「夢」を全部集めたいと言っているように感じられます。

ちなみに両手広げ~のところは見晴が歌ってると長い間勘違いしてました 😇ハズカシー

合唱で入る盛り上がるサビ

だんだん高まってくる想いはいつでも(全員)
言葉にはできない(藤崎)
「ときめき」(全員)

そう、いつでも「ときめき」があったんだ…
他の曲でもそうだけど、ときメモヒロインズの合唱ってどうしてこんなに美声なんでしょうね…

手をつないで駆け出そう探しにゆこう(館林)
ハートに感じるまま(全員)

「ハート」は「ハートのスタートライン」を意識したものでしょう
「手をつないで」も「ハートのスタートライン」に「時には少し~つないだ手をはなしても」という歌詞があり、ずっと手を繋いで一緒に走ってきたんだな…と

あえての?ギャップのある担当割

臆病で泣き虫になる(朝日奈)
それもみな恋のせい?(美樹原)

ここ、朝日奈さんが歌うのがいいですよね
明るい朝日奈さんでもそうなるんだ…と説得力が増します
美樹原さんの声可愛いね😌

恋だけでなく友情も歌った

明日に迷うその時はいつも側にいてくれたね(藤崎)
ライバルという名の友達(古式)

個人的にこの曲で1~2を争うぐらい好きなフレーズです。
なんかいつもここで涙腺に来てしまうんです。。

恋だけでなく、各キャラとの友情をも謳っているのが凄く嬉しくて…
「ハートのスタートライン」でも、以下の歌詞が出てきて、いつでもライバルという名の友達と支え合って来たんだなと思うと胸が熱くなります。

時には少し
少しは傷つけあって
つないだ手をはなしても
君を思って
思わずついた嘘なら
きっとわかりあえる

つまずいた時は手を貸すよライバル
ゴールに向かって走り出すライバル

これって凄いことだなって思うんです。
普通こういう恋愛ゲームのキャラソンって主人公への愛などを歌った恋愛ソングになると思うんです。
でも、この曲は他のヒロインとの友情も歌っているんですよ。
それも10周年記念の曲でです。
様々なメディア展開でヒロイン同士の関係を描いてきたときメモだからこそできることなんだろうと思います。
この表現は流行りすぎてあまり好んで使わないんですが、本当に尊さを感じます…

タイトルの話に少し戻りますが、だから「SMILE」なのだと思ってます。
「LOVE」とかではなく、「SMILE」なのがとても秀逸なワードチョイスだと思います。

ゴールが近づいてる

どんどん膨らんでゆく想いが痛くて(全員)
言葉にはできない(如月)
「だいすき」(全員)
深呼吸して飛び込むそれぞれの夢(清川)

「深呼吸して飛び込む~」の担当が清川さんというのはとてもらしくて好き。
「ハートのスタートライン」にも「準備さえできたなら飛び込むだけね」とあり、いよいよ飛び込む時が来たんだね…
なんとなく、「それぞれの」いうところからと卒業してそれぞれの道に行く、離れ離れになる、ということを連想して寂しさも感じます。


初めて聞いた時、この辺りから強い焦燥感のようなものを感じていました。
なんとなく、もうこれが初代ときメモとしての最後の曲になるだろうなと思って聞いていて、アルバムを最初から聞いて、この曲にたどり着いた時は「終わってほしくない」という思いが凄く強くて…


そしてこの歌詞です。

ゴールが近づいてる(全員)

「ゴール」…?
「ゴール」ってなんだよ…
終わらないでくれよ…😭

「ハートのスタートライン」から走ってきて、とうとう「ゴール」が近づいてきた…

ここで入るギターソロのタイミングがまたいじらしいというか、よくできてます
これまでのときメモの思い出が次々と思い出されて色んな想いが込み上げてきます…
(イメージ的には脳内で各ヒロインのスチルイベントをスライドショーのように流れていく感じです。こうして感慨に耽るとより深く曲に浸れるのでオススメです(何だ))
またここのギターがめっちゃかっこいいんですよね…くそう、好き

しっとりとした落ちサビ

だんだん高まってくる想いはいつでも(全員)
言葉にはできない(鏡?)
「ときめき」(全員)
手をつないで駆け出そう探しにゆこう(紐緒)
ハートに感じるまま(全員)

「言葉にはできない」の麗しい声たまらん…✨
紐緒さんが「手をつないで駆け出そう」と言っているの感慨深い…

と次々に感動が連続しますが、
ああ、いよいよ終わってしまう…と焦燥感もピークになります。。

ずっと「隠しておいた言葉」=「だいすき」の破壊力

どんどん膨らんでゆく想いがはじけて(全員)
大きく叫びたい(虹野)
「だいすき」(全員)

😭😭😭✨✨

ずるい、ずるいよ…!これはずるい…‼️

初めてこの「だいすき」を聞いた時…この破壊力に圧倒されました…

とんでもない破壊力じゃないですか!?

こんなものの数秒にも満たない時間に、全員からそれぞれの愛のこもった言い方でどストレートに告白を一気に浴びて、頭を頭の中が一瞬にして晴れるようでした
そしてずっと抱いていた焦燥感が消えました…


「ハートのスタートライン」では「ずっと隠しておいた言葉」、「飛び出しそうで限界」な言葉はこの「だいすき」だったんです…!
10年間隠しつづけて、どんどん膨らんで、とうとうはじけて、やっとこの最後の最後の曲で初めて言えた、初めて聞けた「だいすき」

こんなのもう感動するに決まってるじゃないですか‼️😭😭😭✨

虹野さんから始まるっていうのも最高…!
あえて詩織じゃないのがいい。
でも詩織以外じゃ虹野さんしか務まらないと思う。
この初っ端の「だいすき」が如何にも女子高生らしいというか、青春!って感じの虹野さんの声だからこそ…


……いや、こんな能書きは不要です!
頑張って言葉にしようとしたけど、まさに「言葉にできないときめき」なんだよこれは!
皆さんがハートに感じるままに受け止めた「ときめき」に言葉は要りませんね…( ;∀;)

その笑顔に会いに行こう

その笑顔に会いにゆこう約束の場所(藤崎)

そして最後のソロフレーズを担当するのは詩織!
俺たちの詩織!!!
詩織しかいないだろう!!!
ヒロインを代表してしっかり最後を締めてくれるようで、ここで詩織が歌うのが凄く好きです

SMILEは主人公の笑顔でもあったんですね…
作中では「約束の場所」に会いに行くのは主人公のイメージがありますが、ヒロインの方も、告白前の緊張だけでなく、その笑顔に会いに行きたい、と前向きに思って向かったのかなと想像すると嬉しくなります。

ときめきメモリアルは終わらない

ゴールはもうすぐそこ(全員)

そしてこの最後のフレーズです…
これがこの記事で一番言いたかったことかもしれません
ゴールは「もうすぐそこ」
つまりまだゴールしていないんですよ…
ときめきメモリアルは終わっていないんです…😭

このアルバムを聞いて、この曲を聞いて、ずっと終わってしまう…と焦燥感や不安を抱いていた自分にとって、凄く救われたんです
凄く救いのある、最高の締め方だと思います

「ときめきオールスターズ」になるか?

途中から感情ダダ漏れで感想を言うだけの語りになってましたが、いかがでしたでしょうか?笑
それでも如何にこの曲が神曲であるかは伝わったかと思います。
自分としてはときメモソングの中でベスト3に入るぐらい大好きな曲で、心を込めて聞くだけでつい涙が出て来てしまいます…w
(昔車で熱唱しながら運転してたら涙で前が見えなくなって事故りそうになりましたw😂)
ですが、この曲には唯一の欠点があります…

それは片桐さんが歌っていないということ!

どうも片桐さんの声優の川口さんが海外に在中ということもあり、調整がつかなかったらしいです。
だから名義も「ときめきオールスターズ」ではなく「ときめきスターズ」なんですよね
いや非常に惜しい…

しかし!30周年記念ライブでは川口さん含めた全ヒロインの声優が出演されます!
そして10th SMILEがライブで歌われることがほのめかされています!
つまり「ときめきオールスターズ」による真の10th SMILE、いや、"30th SMILE"が聞けるかもしれません!

ライブで聞けることを期待して、今回の記事はここで〆ようと思います。

 

「その笑顔に会いに行こう…」

(参加締め切りました)30thライブ企画「館林見晴(菊池志穂さん)に花束を」告知

2024/05/11 追記

全員分の支払い完了を確認しました。ありがとうございました。

 

2024/04/26 追記

支払い方法について追記しました

 

2024/04/16 追記
出資口数が一定数に達したため参加募集を締め切りました

続きを読む

222イベントについて

ときめきメモリアル初代の隠しキャラ

館林見晴の唯一のイベント「最初で最後のデート」

2月22日固定で発生することから222イベントと呼ばれているこのイベントが、なぜ特別なイベントなのか?

なぜこんなにもプレイヤーの心を打つのか?

見晴の心境は?

主人公はどう受け取ったのか?

私なりの解釈を語っていきたいと思います

222イベントの見晴。このイベント限定の私服
いつものヘアゴムじゃない赤いリボンでオシャレをしていることから伺える見晴の心境を述べよ(386字)

システム的な観点から語る222イベント

まずは内容ではなく、作中での222イベントの在り方や発生条件といったシステム的な視点から語ります。

そもそも222イベントとは(知らない人向け)

館林見晴の唯一のイベントであり、卒業式直前の日曜日である1998年2月22日に発生するイベントです。

主人公が振り向いてくれる事を夢見て高校生活を送ってきたが、そんな健気な想いももはや叶わぬ夢になってしまったことを悟った彼女が、勇気を振り絞って「最初で最後のデート」に誘い、夢にまで見た主人公とのデートの後、別れを告げる…というイベントです(一部ときめきメモリアル大辞典の文章をお借りしました)

PS版で初めて実装された待望の見晴のイベントがこの悲恋のデートであり、多くのミハリスト達の涙を奪った切なすぎるイベントです

ぜひ実際のプレイで見てみてください。

(一応、ブログの最後にYoutubeのリンクを貼っておきます。

ときめきメモリアル唯一の失恋イベント

おそらくスチルイベントにおいて、失恋のイベントというのはこれしかありません。

2の光と琴子の三角関係になった時に、屋上で見られるイベントはある意味失恋のイベントとも言えるかもしれませんが、単独キャラではこれが唯一だと思います。

残酷な発生条件

222イベントは非常に特殊な発生条件をしています。

  1. 学校の廊下で3回以上ぶつかっている
  2. 春と海のデート乱入イベントを両方とも発生している
  3. 告白条件を満たしている女の子が2人以上いる(見晴を除く)
  4. 1998年2月22日に誰ともデートの予定が入っていない
  5. 1~4を全て満たした上で5/16の確率で発生

普通にプレイしていたらこの条件を満たすことはあまりないと思います。

ときメモに慣れたプレイヤー程、攻略対象以外のキャラの告白条件を満たすことはしないでしょうし、心情的に最後の日曜日はラストデートの約束を入れたりすると思いますから。

隠しキャラの隠しイベント、秘匿されたイベントなのだと思います。

 

そして本題なのですが、、特筆すべきは3の条件です。

 

「告白条件を満たしている女の子が2人以上いる(見晴を除く)」

 

PS版では見晴とのデートイベントがある!と聞いて、その内容は知らないまま初めてこの発生条件を見た時、自分は絶句しました。

 

このときめきメモリアルというゲームにおいて

 

卒業式直前の日曜日時点で

 

2人以上の女の子の告白条件を満たしている

 

ときメモを少しでもかじったことがある人なら、もうどうあがいても見晴と結ばれることはないことがわかりますよね。。

そんな条件で発生するイベントなんて…察するに十分です。

 

見晴は隠しキャラであり、こちらから一切アプローチできない特殊なキャラです。

廊下のぶつかりや留守番電話は全て確率で発生、特定のコマンドで登場しない、デートを誘うこともできない、そもそも電話をかけることもできない。

同じ隠しキャラである伊集院レイですら、こちらから電話をかけることができます。

(まぁ厳密に言えば、春や夏のデート乱入イベントやクラブマスターになった時のイベントはこちらから会いに行けるイベントと言えなくもないですが)

 

そんなキャラに、唯一こちらから会いに行けるイベントがこの悲恋のイベントなのです

こちらから会いに行ったら、デートをしたら、見晴とは結ばれないのです…

 

また、先に書いた通り、これらの発生条件を偶然で狙うには難しく、1年目から計画的にプレイしなければ満たすことはできません。

そしてこのイベントの発生は、3年目の卒業直前の日曜日

 

つまり、このイベントを見るためには、プレイヤーにプレイの始めから終わりまで、見晴を失恋させるために行動し続けなければならないということです。

 

あまりにも残酷すぎませんか…😭

もっと幸せなデートイベントを用意してあげてほしかった…

見晴を幸せにするためのプレイがしたかった…

 

しかし、その発生条件(メタ的な演出)も相まって、このイベントはとても素晴らしく感動的な物になっています。

 

見晴にもプレイヤーにもこんな酷いことをさせる開発陣に怒ればいいのか、

こんなに美しく感動的で、見晴というキャラクラーの魅力を引き出してくれたイベントを設けてくれた開発陣に感謝をすればいいのか……わかりません。

 

ちなみに、発生確率が5/16というのは昔ネットのとある個人サイトで見た条件であり、正確なのかはわかりません。大体3割ぐらいの確率というのは他の記載でも見ますし、体感的にもそれぐらいだとは思うので、自分はこれを信じています。

そのサイトではこの5/16のことを「ミハリン係数」と呼ぶことすると書いていて、妙に記憶に残っていますw

これだけの条件を揃えても、見晴が勇気を持ってデートに誘えるのは5/16、と思うと、彼女の臆病な心が感じられませんか?(ちょっと話は逸れますが、ここでも運が絡むというのは見晴らしいなとも思います。)

 

ただ、臆病とはいいましたが、この確率って結構リアルだと思います。

高校卒業前に好きな人に最初で最後のデートを誘うなんて、、人生を3回繰り返しても、できるのは1回ぐらいじゃないでしょうか?

こうした事を鑑みると、いざこのイベントが発生し、見晴からデートのお誘いの電話が来た時…

それだけで、見晴頑張ったんだね…凄いね……と慈しむ想いになります。

この1本の電話の重みを感じる

内容について語る222イベント

ここからは内容に沿って語っていきます。

始まりは1本の電話

お誘いの電話が来ると、ああ、来たか…来てしまったか…と心がざわつきます。

このお誘い、始めは「暇だったらでいいんだけど…」と弱腰なのですが、

最後は「お願い、来てね!」と強く懇願して電話を切ります。

段々と来てほしい…という想いがあふれてしまったのかな…と思うと、胸が苦しくなります。

 

この電話ですが、中央公園の公衆電話からかけているのか、家電からかけているのかはちょっとした考察ポイントです。

自分の考察では、、中央公園の方かな。なんとなくですけど。
先に待っていそうな気がしています。

(主人公の家と見晴の家と中央公園の位置的にはどちらもありえる位置関係でした…w)

出会いはぶつかり、そして初めての…

中央公園に来た主人公に(ドン)とぶつかって来る見晴

いいですよね…ここのぶつかり、この二人ならではの出会い方という感じで…

照れ笑いながら「また、ぶつかっちゃった」って言うのがまた可愛いです

 

そしてここで初めて見晴が自分の名前を名乗ります。

見晴が作中で主人公に名前を明かすシーンは、これ以外だと卒業の告白時だけなので、自己紹介を受けるだけで胸に来るものがあります。

ようやく、ようやく自己紹介できたね見晴…

そして、「謎の女」表記から「館林」に変わるのも感慨深いです
(卒業時は台詞のウインドウがないから「館林」表記は本当にここだけかもしれない)

初めての自己紹介、初めての「館林」

ドンじゃなくてトン

館林「・・・。」

主人公「どうしたの?」

館林「うぅん。なんでもない。それより、散歩でもしようよ」

この「・・・。」におそらく見晴は、主人公が目の前にいることや念願のデートができる喜びや感動、そして悲しみといった色んな感情を抱いているのでしょう…

そして

 

「トン」

 

と抱き着く見晴

見晴と言えば「ドン」と音を立てる廊下でのぶつかりですが、ここでは「トン」なんです

このメタ的な演出が凄くいいです。。

 

見晴が3年間ずっと思い描いていた、一番幸せな時間、そして直ぐに終わってしまう時間

見晴が本当に幸せそうな顔をしていて、見ていると切なすぎて涙が出てきます…

間違いなくときメモで一番好きな一枚絵です

見晴がずっとこのままでいてほしくて、ここから次へなかなか進めません…

私、あなたが……!………あなたが…。

最後に告白しようとする見晴。

222イベントで2番目に涙にさそうのがこのセリフです。

ここの菊池志保さんの演技が素晴らしいです。

 

「私、あなたが」は少し早口で、しかし「が」でピタッと言葉を止めています。

告白しようと思い切って勢いよく切り出せたのに、言葉に詰まってしまった…という状態が感じられます。

どうしても言えない、言葉が出てこない…

喉の本当にすぐそこまで出かかっているのに、出てこない…

 

それは勇気を出せないだけではないのかもしれません。

主人公の眼に、見晴が映っていないことを感じてしまったのかもしれません。

それは見晴もわかっているはず。

なぜならこの主人公には他に愛しているヒロインがいるんですから。

告白しようと主人公に眼を合わせた時、それを悟ってしまった、それで言葉に詰まってしまったのかもしれません。。

 

そして2回目の「あなたが…。」では、もう弱々しい声になっており、既に諦めてしまっているような様子が見ていてとても辛いです。

 

このときめきメモリアルの世界は、伝説の樹の下以外の告白では成就されない世界

ここで告白しても、きっと上手くいかない…

そんなメタ的な感じ方もしてしまいます。

 

この1台詞に、どれだけ見晴の想いがこもっているのでしょう。

最後まで言えなくて、居たたまれなくなり「さよならっ!」と言い残して去っていく見晴

主人公は彼女を追うことなく去っていき、222イベントは悲しく終わります。。

本編以外のコンテンツから語る222イベント

これだけインパクトのあるイベントですから、本編以外のコンテンツでも扱われています。

イメージソング

見晴のイメージソングには222イベントを意識したであろう曲があります。

  • ダイアリーはつぼみのまま
  • Dream of You

「ダイアリーはつぼみのまま」には以下の歌詞があり、222イベント直前の見晴の心境を歌っていることがわかります。

最後に一度でいい きっとデイトしてね

それで終わりにするから

見晴がどのような想いでこの222イベントに臨んだのかが伺える切ない曲です。

 

「Dream of You」は222イベントそのものを歌った曲です。

歌詞にもろに「最初で最後のデート」と出ていますね。

今日は はじめて ふたりっきりね
うれしくて 時計を忘れた

恋は White Wind ひだまりの中
最初で最後のデート
夢は White Love 恋人気分で
せつない Dream of you

デートの始めから終わり、そしてデート後の見晴の心境が綴られており、見晴ファンは必聴の曲です。

瞳と瞳を合わせてみても
あなたを遠く 感じるの

この辺りの歌詞は、前述した「あなたが……、あなたが……。」で声に詰まってしまった心境の考察に通じるものを感じますね。

 

いずれ全曲レビューの記事で語りますので、ここで簡単な紹介レベルに留めます。

これらの曲を聴いてから222イベントを見ると、より感動的に映ります

OVA

描写はないのですが、OVAの見晴は222イベントのデートをしており、詩織に電話でその報告をするシーンがあります。

泣きながら

「その人と一緒に並木道を歩いた…ずっとずっと心の中で思い描いていた…」

「素敵な想い出になった…」

「素敵な…素敵な一日だった」

と伝えるシーンは涙なくしては見られません…(今見返して泣きながら書いてます…)

そしてこの後、(告白する)勇気を出してと詩織にエールを贈るんです…

信じられませんよ…もう健気すぎる…良い子過ぎるよ……😭

 

この後、詩織は見晴から受け継いだ、”ありったけの勇気”で想いを伝えて結ばれます。

見晴の失恋が、エールが、詩織の幸せに繋がったと思うと少しだけ救われます。。

 

これだけで1記事書けてしまうのでこの辺で。

なお、このシーンで流れる専用BGM「涙の雨」は必聴です。
このBGMのためだけにサントラを買う価値があります。(自分は買った)

「でも本当は違ったの、見ているだけでお別れするのは嫌」

BGM「二人で小径を歩きたい…」

本編で流れるんですが、この流れで語るのがよさそうなのでここで。

このイベントで流れる専用のBGMです。

これ、聞けばわかると思いますが、見晴のテーマBGMである「恋、おやすみなさい」のアレンジです。

キャラクターテーマBGMのアレンジが作中にあるのは、非常に少ないです。

タイトルもイベントの内容に合わせた専用のものです。

BGM一つとっても扱われ方が違いますね

 

そしてこのタイトルですが、言わずもながら、作中の台詞から由来しています。

「私、この道をあなたと歩くのが夢だったの…」→「二人で小径を歩きたい…」

良いタイトルですよね…

余談ですが、自分は「小径」を「こみち」と読むことをこのタイトルで初めて知りました^o^o^o^o^(20年くらい前の話な!w)

メロディの方も、原曲の儚げな印象とは違い、デートを祝福するような明るめの音色で、それでいて、このイベントの日のような、まだ冬の寒さが残る晴天を思わせる曲調になっており、明るさと切なさを同時に感じられる良いアレンジだと思います。

特に2ループ目のシンセが美しくて好きです。

主人公は追いかけるべきだったのか?

さて、この記事で一番言いたいことがこの章です。

このイベントを見た時、「いや主人公追いかけろよ!!!」って思いませんでしたか?

もちろん自分も思いました^o^

 

でも、長らくこのイベントについて考えた結果、今では「否」だと思っています。

なぜなら、このイベントの発生条件にあるように、主人公には意中のヒロインが他にいるからです。

そして、見晴もそれを悟っているからこそ、最初で最後のデートに誘ったと捉えています。

ずっと主人公を見ていた見晴だからこそ、もう望みがないことがわかっているのです。

見晴は初めから諦めているのです…。

それは「もっと、もっと早く勇気を出していたらよかったな。そしたらもしかして…」という作中の台詞からもわかります。

見晴が諦めていなければ、伝説の樹の下で告白していたでしょう…

「他のヒロインが勝手に主人公のことが好きなだけで、主人公がそのヒロインをアプローチしていたとは限らないじゃないか」と言われれば、まぁその可能性もなくはないのですが、基本的にときメモというゲームはこちらからデートに誘うなりして相手をときめかせるわけですから、自分は222イベントはそういうイベントだと捉えています。

主人公にとっては、他に意中のヒロインがいるわけですから、ここで呼び止めるのは不自然な行為です。

発生条件と辻褄が合わない。あるいはここで見晴に乗り換えるような軽い男となってしまいます。(そんな男を見晴が好きになりますかね?)

なので、ここで追いかけられても、見晴としても「どうして…?」となると思います。

「うるせえ!!他のヒロインなんてどうてもいい!見晴の幸せ考えたら追いかける一択だろ!!」という意見は好きです。

 

むしろこの主人公は優しいまであります。

この主人公としては急に公園に来いなんて言うデートに付き合う義理はないですし、なんなら自分の恋路としてはデメリットしかない行為です。(意中のヒロインに見られたらまずいので)

しかもときメモにおいて重要な意味を持つ卒業式の、直前の休日です。

それなのに、見晴から「この道をあなたと歩くのが夢だったんだ…」「もっと早く勇気を出していればよかったな」なんてほぼ告白のようなことを言われても、驚きながらも受け止めてあげていますし、デートにも「楽しかったよ」と伝えているんですから。

見晴自身「優しいんだ。」と言っていますしね。

 

なお、「教えて~your heart~」の222イベントでは去ろうとする見晴を呼び止めて二人が結ばれますが、そもそも「教えて~your heart~」の222イベントは発生条件が違う(他のヒロインの告白条件を満たすという条件がない)ので、本編のそれとは意味合いが異なるイベントであり、呼び止めるのは不自然ではないというのが自分の解釈です。

想い出になれた見晴

ではこの222イベントはバッドエンドなのかと問われると…私はちょっと違うと思っています。

なぜなら、主人公が最後に「(…館林さん、か……。)」とつぶやくからです。

 

そう、見晴は名前を憶えて貰えたんですよ…

 

先に書いた222イベントを歌った曲にもこんな歌詞があります。

忘れないでね、私を by「ダイアリーはつぼみのまま」

あなたの中で わたしをそっと 想い出にして by「Dream of You」

見晴は、せめて自分のことを覚えておいて欲しい、想い出にして欲しい、と願っていたのです。

それが達成されたんです…

 

別にイベント上は無くてもいい台詞なんですよこれ。

主人公のただのぼやきですから、何か展開があるわけでもない。

でもこの台詞をわざわざ入れた。その意味を推し量りませんか?

それはやはり名前を憶えて貰えた、主人公の想い出に残ったということを明示的に表しているのだと思います。

この一言を入れてくれた開発者に拍手を送りたいです。

 

見晴にとって、決してグッドエンドではないですが、何もできなかったバッドエンドでもない。

ビターエンドといったところでしょうか。

そう思うと、少しは救いのあるイベントなのではないかと思えます…

 

見晴の失恋を偲びながら、見晴の勇気とほんの小さな願いの成就を祝福しながら、今回はこの辺りで筆を置きます。

主人公の想い出になれた見晴

「少しだけ…このままで…」

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見晴曲語り その4 「My Sweet Days」完成度の高い見晴のテーマソング

見晴の全キャラソンについて語っていくこの企画
4曲目は2ndアルバムの表題曲でもある「My Sweet Days」です!

「My Sweet Days」は My Sweet Days の4曲目!
余談ですがこのアルバムのフォントってすっごい今風ですよね、好き

基本情報
曲名:My Sweet Days
収録CD:My Sweet Days、ボーカル・ベスト・コレクション3
作詞:青柳美奈子
作曲:宮島律子
編曲:根岸貴幸
リリース日:1996/12/21(ボーカル・ベスト・コレクション3)
属性:-

作曲は自分が好きな宮島律子さん!
「青になれ!」「ANGEL EYES」「Over the sky」など、見晴ソングも多数手がけています。「それがあなたのいいところ」「Twilight Express」も宮島さんの作曲です。

作詞は「風よ」「好きなままで好きでいい」「水の都へ…」」を書かれている青柳美奈子さん。この記事を書くあたって調べましたが、なるほど納得の作詞力です。

歌詞はこちら

あなたとめぐり逢えて
突然 街も風も
景色も光りだした
あなたに会いにいこう
勇気を抱きしめたら
始まるの My Sweet Days

8時5分過ぎの
改札で待ってる
私をあなたは知ってますか?
ドキドキを隠して
うつむく橫顔に
素知らぬ顔の人

でもずっと信じてる
涙も輝きになる

あなたに恋をしてる
毎日 恋をしてる
瞳を追いかけてる
悲しい時は呼んで
どんなに離れてても
贈りたい My Sweet Love

最近どうしたの?
元気がないみたい
いつものあなたと違うみたい
ため息を隠して
笑顔を作るのは
あなたに似合わない

日だまりの あの笑顔
私に幸せくれる

あなたに恋をしてる
明日も恋をしてる
誰にも負けないほど
哀しい時は呼んで
いますぐ駆けていくよ
伝えたい My Sweet Heart

あなたとめぐり逢えて
突然 街も風も
景色も光りだした
あなたに会いにいこう
勇気を抱きしめたら
始まるの My Sweet Days

見晴ソングの中でも特別な1曲

My Sweet Days は見晴ソングの中でも特別な1曲です。
これは主観じゃなくて、曲の扱われ方が違います。
見晴のキャラソンCDとしては以下の3枚が出ていますが、

  • シングル:もしも私が天使だったら
  • 1stアルバム:Dream of you...
  • 2stアルバム:My Sweet Days

「もしも私が天使だったら」「Dream of you...」の表題曲はそれぞれのCDが初出の曲です。
ですが、My Sweet Days の初出はボーカル・ベスト・コレクション3です。
2ndアルバムをリリースするにあたって、アルバムのタイトルとなる曲を選ぶ時(まぁ別に曲名から取る必要はないんですが)、このアルバムが初出の曲もあるのに、My Sweet Days が選ばれたのです。

しかも、このアルバムには見晴の代表曲である「フィフネルの宇宙服」が収録されているんですよ。

にもかかわらず、My Sweet Days が採用されているのですよね。
如何にこの曲が特別に扱われているかがわかると思います。

また、おそらくですが、My Sweet Days は見晴のキャラソンとしてのかなり力を入れて作られた曲だと思われます。

これは調べ切れていないのでもしかしたら間違っているかもしれませんが、My Sweet Days は見晴のキャラソンとしては2曲目にあたる曲なのですよね。
1曲目は有名な「フィフネルの宇宙服」です。
”2曲目なら特別でも何でもないじゃん”と思うかもしれませんが、「フィフネルの宇宙服」って正直見晴のキャラソンっぽくないんですよw
なんなら恋愛シミュレーションゲームのキャラの詩っぽくもない、かなり異質な曲だと思っています。(あくまで個人の感想です。この辺りは別途フィフネルの宇宙服の回で書きます)
そういう意味では、しっかり見晴にフォーカスした実質的なキャラソンとしてはMy Sweet Days が第一号と言えるので、制作側も力を入れたのではないかと思っています。

見晴のテーマソング

館林見晴というキャラを紹介するような、見晴の魅力を上手に表現している曲だと思います。

この曲を聴けば見晴がどんなキャラなのかよくわかると思います。
これから見晴を知ろうという人に一番聞いてほしい曲です。

見晴と言えば、主人公に一目惚れしてからのストーカー的な行動。
見晴の高校生活3年間って、ほぼこの片想いのストーキングライフなんですよね。
この歌はそんな見晴のストーキングライフの美しさ、一途さ、そして楽しさを歌った曲で、まさに見晴のテーマソングとも言える1曲だと思います。

一目惚れしてから一編した、この片思いな日々は、本当に輝いていて、本当に見晴は楽しんでいるんだなぁ…と伝わってきます。

そんなMy Sweet Daysは見晴のキャラソンの中で1番好きな曲です。
(まぁ1番好きな曲は時期によって変わるんですが、常に3本の指に入ります)

では曲の流れに沿って語っていきます。

始めのサビが美しい

まずイントロが美しいんですよ…

アルバムを通しで聞いてたり、ときメモ曲をシャッフル再生してて、このイントロが流れると「うぉぉキターー!!」ってなります。

始めに流れる、水や氷の世界を思わせるようなこの音色がめっちゃ好きなんですよね
凄く幻想的です。

そして、この後の「タララララ↓↓」というグリッサンド?みたいな音の後に、見晴の美晴 美声が「あなたと〜」と流れるように入ってくるのが最高です。

またこの最初のサビが他のサビと違って音が少ないのが儚げで美しいんですよね…

特に「突然〜」のところのシンセの音色が美しすぎて…。
コーラスも綺麗でこの美しい雰囲気を作り出してくれています。
繰り返し入る「タラララン…タラララン…」というピアノの音色も美しい…
「景色も〜」のところで「タタン♪」とちょっとだけ高音が入れてるのとかオシャレ過ぎる…

は~~~美しい…😭

そして「My Sweet Day〜♪」からドラム・ベース・シンセ等の楽器の音が入ってガラッと雰囲気が変わります。

これがまた良いんですよね~!
「My Sweet Days が始まった〜!!」って感じ!

シンセや金管楽器系(伝わりますかね…w)の音色が力強くなって、Aメロに入る直前の「デデン!デデン!デデッデーン!」のところとかテンション上がります。

ちなみに「勇気を抱きしめたら」のところで、実際に抱きしめるように胸に手を当てて歌うと気持ちが乗ってくるのでオススメです(なんだ?)

一目惚れから始まったdaysなことがよくわかるサビ

あなたとめぐり逢えて
突然 街も風も
景色も光りだした

ときメモソング、恋をしてから街やら景色やらが突然変わりがち(笑)

なんですが、こと見晴においてはすっごい似合ってる歌詞だと思います。

ほんとにビビッ!と、一気に恋に墜ちて見晴の「My Sweet Days」がスタートしたんだね!って伝わります。

アルバムジャケットがライトアップされた小樽運河なのも、イルミネーションのように見晴の世界が一気に輝いたようなイメージを連想します。

あなたに会いにいこう
勇気を抱きしめたら
始まるの My Sweet Days悲しい時は呼んで
どんなに離れてても
贈りたい My Sweet Love

ここの「勇気を抱きしめたら」が見晴らしくて好きです。

後の歌詞で書かれている通り、見晴のMy Sweet Daysは特に何のアプローチもせず、ただ見ているだけの日々なんですよね。

それでも、見晴は「勇気を抱きしめ」ないとダメなんですよ。

「勇気を抱きしめ」ないと会いに行くことも、見に行くことにもできない。

そんな見晴の繊細な恋心を感じます。

8時5分過ぎの改札で待ってる私をあなたは知ってますか?

この歌い出しが凄く好きです。

上手く説明できないんですが、客観的な状況説明のような表現から始まって、一瞬「?」と感じたところに、改札で見晴待ってる情景が浮かんでくるのが良いです。

ちなみに自分のイメージは見晴は改札の外に立ってる柱とかから少し隠れながら待っていて、主人公が出てきたら、自分に気付かず素通りする主人公を横目に見ている…そんなイメージです。

この1フレーズだけで、見晴が主人公に軽いストーキングをしていることがわかるのも素晴らしい!

今気づきましたけど、朝ってのも良いですね。
”MySweetDays”の始まりって感じがします。

あと、具体的な時刻の歌詞というのも好きです。
日常でも、ふと時計見てこの時間だとこの曲を連想してしまい、ちょっと特別な時刻になります。

そしてここの、、というかこの曲全編通してなんですが、ベースがカッコよくないですか??
よく聴いた人も、ぜひベースだけに耳を傾けて聴いてみてください。

見晴の純愛が美しい歌詞

ドキドキを隠して
うつむく橫顔に
素知らぬ顔の人

いつも同じ時間、同じ改札で待ってる見晴
なのに、ここで主人公との温度感の違いを感じて切なくなります。

でもずっと信じてる
涙も輝きになる

それでも前向きになるところが好き。泣いちゃう時もあるんだね。

あなたに恋をしてる
毎日 恋をしてる
瞳を追いかけてる
悲しい時は呼んで
どんなに離れてても
贈りたい My Sweet Love

ひたすら一途に純愛に片想いしているのがよくわかります。

ストレートな歌詞で見晴のまっすぐな気持ちが伝わってきます。

「恋をしてる」「恋をしてる」「追いかけてる」と、~てるが3回続くのも強調されているように感じます。

そしてこの曲のサビは、主人公には全然アプローチできない見晴が心の内の愛を思いっきり叫んでいるのが胸を打たれます。。

またこのサビで色んな楽器の音色やコーラスが畳み掛けるように重なるのがカッコ美しい!

いつも見てる見晴だからわかる主人公の不調

最近どうしたの?
元気がないみたい
いつものあなたと違うみたい
ため息を隠して
笑顔を作るのは
あなたに似合わない

いつも見てる見晴だからこそ、笑顔に隠れた元気のなさがわかる。
もしかしたら、作り笑顔を見せている周りの人にもバレていないのかもしれません。
本当に見晴だけが気付いているのかもしれません…愛ですね。
ちょっと話はそれますが、2番に入る直前のピアノオシャレで好き。

寂しい時は呼んで 今すぐ駆けていくよ

ここの歌詞大っ好きです。

もうめっちゃかわいい。言われたら本当に今すぐにでも行っちゃうんだろうね。

ずっと追いかけて、離れて見ているだけ、それで幸せという、内気な愛をしている。
でも、あなたが呼んでくれるなら、そしたらすぐにでも駆けていくよ、、と
それくらい、溢れそうなくらい主人公を想っているんだなぁと伝わります。

逆に求められなければ行けないという少し臆病な面も感じます。

きっと3年間ずっとそんな心境だったんだろうなぁ…

そして、私はいつでもあなたの味方だから、という見晴の献身的な想いも感じてキュン死にします😇

ラスサビがめっちゃいい

美しい間奏を開け、ガラリと雰囲気が変わり、

「あなたと(デン!)~め~ぐり(デン!)あえ~て~突然~(チャラララデン!)ま~ちも~(デン!)風も~」と、歌に合わせて力強くメリハリある音色が重なるのが盛り上がります!

その後の「景色も光り出した~」も他のサビとはシンセが違っており、直前の力強い雰囲気から一転した、水の流れるのような音色が美しい…✨

個人的にこの曲1番の美しポイントです。

そして最後の「勇気を抱きしめたら」の言い方!
菊池さんも意図的に歌ったのか、「抱き"し"めたら」と特に"し"に力を込めた歌い方しているのが最高です!

みんなしっかり手を胸に抱きしめたか!???いくぞ!!

「My~~Sweeeeet~~Daaaaaays~~~♪」(最高)

気持ち良く終わるアウトロ

イントロはすっと幻想的に流れるように入っていたのと対照的に、アウトロは明るい雰囲気のまま「デデン!デーデッデン!」とバシッと終わるのが良い。

なんというか安易に?フェードアウトで終わるのでないところが好きです。

ちょっとした高揚感を残したまま終わるのが心地いい。

いや~~~良い締め方!

完成度の高い見晴曲

歌詞もメロディも凄く完成度の高い1曲だと思います。

ただ見ているだけの日々を、それを Sweet Days と感じている見晴がめっちゃ可愛いと思いませんか?
サビではその心の内を思いっきり叫んでいるのが胸に響きます。

メロディの方も、この記事を書くにあたってしっかり聴きこんだんですが、聞けば聞く程その完成度の高さを感じて驚きました。
シンセや金管楽器系の音色が随所にちりばめられていて、それでいて邪魔にならない絶妙な装飾具合
聴いていてとても楽しいメロディですよね。
インスト版があったらそれだけでも聴きこんでしまいそうです。

 

それでは今回はこの辺りで。

見晴といえば「フィフネルの宇宙服」や「星空のパワー」がよく語られますが、この記事を読んで「My Sweet Days」もこれらに劣らない名曲だと感じて貰えたなら幸いです😌

 

「8時5分過ぎの改札で待ってる私をあなたは知ってますか?」

カラオケに星空のパワーが入っていなくてSPRING DREAMが入っている理由

今日、カラオケに「SPRING DREAM」が入っている理由をツイートしました

これについて、「星空のパワー」が入っていない(※)理由も関連付くことに気付き、結構面白い?し、ツイートで流れちゃうにはもったいないから、ブログの1記事としてまとめておくことにしました
上のツイートで説明しちゃってますが、SPRING DREAMが入っている理由も併せてまとめます。
なお、全て個人の調査による考察結果なので誤っている可能性もあります。ご了承ください。

DAMには入っています。ときメモの曲はDAMには全然入っていないおらず、ときメモの曲を歌うならJOYSOUND一択になっているので、本記事もJOYSOUNDベースで書いてます。

カラオケの収録状況

まず現状として、見晴の曲のカラオケの収録曲はこちらです

  • SPRING DREAM
  • Over the sky
  • また逢えるね
  • 想い出にもなれない

…なんで?wって感じのラインナップですよねw
代表曲である「星空のパワー」や「フィフネルの宇宙服」が入っていない。
シングル曲の「もしも私が天使だったら」や、アルバムタイトル曲の「MySweetDays」も「Dream of You」も入っていない。
特に大して人気曲でもない「SPRING DREAM」が収録されている点が腑に落ちない。(いや「Over the sky」も「また逢えるね」 も違和感あるんだけど)

しかも「SPRING DREAM」の"関連情報"の項目が”~彩のLovesong~"になってるのも不明w
この件について調べました

JOYSOUNDの歌検索より。全然関係ない曲が”~彩のLovesong~"になってる

ときめきメモリアル ~彩りのLovesong~-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com

SPRING DREAMが入っている理由

一言で言えば「ときめきメモリアル ドラマCD 彩のラブソング with you 1〜5」に収録されてる曲を採用しているからです。
だから全然ドラシリに関係ないのに、関連情報に"~彩のLovesong~”と入ってます。
「乙女想夢」とか「Hello&Goodbye」もコレと同じです

じゃあなんでこのCDがピックアップされたの?という点ですが、それは謎ですw
ただ、ときメモの曲は後期に出たCDの曲が採用されていることが多いっぽいです。
OPやED等の曲を除いて、前半に出たボーカル・ベスト・コレクション1~5の曲はほとんど採用されてません。

ちょっと余談ですが「Over the sky」が入っている理由はおそらくこれで、最後のボーカル・ベスト・コレクション6(1998/3/27 発売)に収録されていたからと思われます。(その証拠にボーカル・ベスト・コレクション6に収録されている他の曲「I am...」や「七色の毛糸玉」や「Happy Birthday」が入っている)

このドラマCDも比較的後期に出ている(1998/7/3 発売)ので、対象に上がったと思われます。
それでも後期のCD全部が対象になったわけではないので、ドラマCDなんていうニッチな物が選ばれたのはよくわかりません。教えてMr.sky!!

星空のパワーが入っていない理由

「SPRING DREAMが入っている理由」の逆説的な理由になってます。
まず、後述したドラマシリーズのドラマCDの曲がカラオケ収録に対象になった流れは、旅立ちの詩についても同じで、「so long 藤崎詩織」や「so long 館林見晴」から曲が採用されました。
だから「思い出にもなれない」や「また逢えるね」がカラオケに入っているのだと思われます。

これらのCDにはED曲の「幸せのイメージ」や「星空のパワー」は収録されておらず、サントラの方に収録されています。(これ欲しかったらサントラを買えという嫌がらせだと思いますw)
ただ、サントラの方はカラオケ収録の対象になっていません。
そうなると「幸せのイメージ」もカラオケ未収録になるんですが、この曲は別途シングルが出ているので収録されているんですよね。

その結果、ドラマシリーズのED曲で「星空のパワー」だけがカラオケ未収録という状況が出来上がってしまったのです😂
(厳密にいえば「Tomorrow ~See You~」「Tomorrow ~Only You~」も入ってませんが)

ドラマCDの曲を採用してサントラのED曲を不採用とかどういうことだよ!
って感じですが、とりあえずこれが理由と思われます。
というよりもドラマシリーズのメインヒロインで見晴だけED曲のシングルCDが出ていないのが原因ですね。
あ、なるほど隠しヒロインだから?
まさかこんなところで扱いの差がある(&その弊害が出る)とは…w

娘が産まれた

2023年4月9日、娘が生まれた
その時起こったことや感じたことを記事に残しておきたいと思い、思いつくままに書きます

突然のハスーイ

突然じゃない破水があるんかって感じだけど、4/8朝、それは突然来た
元々予定日は4/6で既に遅れており、前日4/7の定期健診でも、先生から「まだ全然降りてきていないし、まだまだだね~」なんて言われていた
促進剤を入れての計画分娩も来週4/13(だったかな)にしようか、ということで仮予約を入れており、「できれば自然で産みたいな」「4/13まで来るかもしれないよ」なんて話をしていた
前日の夜も金曜の夜ということで完全オフモードになっており、友達と妻と3人でネット麻雀していたw
そして妻が役満大三元を自分の包(パオ)で盛大に上がったところで、2:00頃にやめ、就寝した。

前日の麻雀の様子。今思えばこれが弾みだったか…(そんなわけはない)
※包(パオ):相手の役満を成立してしまった人はその責任として、相手が上がった時に全得点をその人に支払わなければいけないルールのこと。どうでもいいね

9:30頃、破水したかもしれないと妻に話され、驚いて目を覚ます。妻は5:00頃にお腹の痛みを感じて目が覚め、トイレに行ったところ、ピンク色の液体が少しだが出たとのこと
病院に電話し、破水かもしれないので来てくださいと言われたため、準備をして病院に向かった

緊急入院

11:00前頃、病院についた。天気は晴れていた。
この日は土曜日だったので、緊急外来の方の入り口から入った。
そして、いつもの診察室のある階ではなく、入院患者が入る病棟に向かう
確か東棟6F…だった気がする
ただ、コロナ対策により、自分は上がった先のエレベーターホールまでしか入ることはできなかった
まずは本当に破水かどうか確認してもらうため、妻は一人診察を受けに、自分はエレベーターホールに待つこととなった

10~15分くらいした頃だろうか、妻から電話が来て、破水だったことが判明
そのため、このままお産が進めば本日中、そうでなくても明日の6:00頃には促進剤を入れてお産にするとのことで、緊急入院することとなった
この時は二人して「マジか~…w」という感じで、唐突な事の進展に驚き半分、笑い半分という感じだった
妻もまだ体調に余裕がある状態に見えた

妻は入院のため、そのまま病棟の集合病室に入っていったが、自分は付き添うことはできなかった
というのもコロナ対策のため、面会や出産立ち合いについて以下のように定められていたため

  • 面会
    • 入室可能時間は13:00~16:00
    • 面会は2時間まで
    • 配偶者のみ
  • 出産立ち合い
    • 入室可能時間は13:00~18:00
    • 立ち合えるのは20:00まで
    • 配偶者のみ(確か)

今回はまだ出産まで進んでいないので、妻に合うのは「面会」になる
この時、時刻は12:00前。最速でも13:00まで入室できないというわけだった
この決まりについては事前に聞いていたおり、歯がゆい思いはしつつも仕方がないと指示に従い、自分は一時病院を離れることになった

時間つぶしと面会

車で来ていたので、駐車場のあるどこか昼ご飯のある場所を探し、近くのタリーズに入った
トマトのパスタ+コーヒーのセットを注文、味はまぁまぁだったw
こんな時だってのに、ときメモの佐倉さんと八重さんの漫画をアップロードした
「何やってんだろう俺w」とか思ってたw
(漫画自体はもともとこの日に挙げる予定で既に描き上げてた。流石にこんな日に描けませんよ…)

まぁそわそわしてても仕方ないし、まだ気持ちも余裕があって、時間つぶししてた
友達とLINEでもうすぐ産まれそうなんすよ~~みたいな会話をしていたのを覚えている

途中、妻からNST(赤ちゃんの心拍数などを見るストレスチェック)であまりよくない数値を出ていると連絡があり、不安だったが、妻が水分を取ったら回復したとのことだった(妻側が脱水状態だとよくないらしい)
NST周りで14:00ぐらいまでは面会できない(来ても妻がいない)状態だったので、OKになるまで長めにタリーズに待機

その後、OKが出たのでセブンイレブンにいって、差し入れを購入
妻は病院の昼食が間に合わなかったので、妻の昼食を買う
要望のあったおにぎりや、体が弱ってても食べられそうなウイダーインゼリー(いまだただの"インゼリー"だけど)とか消化のよさそうなものや妻の好きなサイダーや、ご褒美的なものとしてイチゴのショートケーキプリンみたいなのを買った
…今思っても無駄にいろいろ買ったw
多分何かできることを探していたんだと思う
何かしてあげたくて、できることは差し入れぐらいなので…

14:30頃、面会に入った
妻は周期的に鈍い痛みが来るが、まだ余裕のありそうな感じだった
周期のスパンもそこまで短いわけではなさそうだった
これが段々短くなって痛みも強くなり、本陣痛となるらしいが、子宮口も開いておらず、この時間でこの状態なら、今日のお産はなさそうとのことだった

2時間の面会はあっという間で、傍にいてやれないことを心苦しく思いながら病院を後にした
この日の夜は奈良漬けチャーハンというよくわからないものを作った
鬼滅の遊郭編の総集編みたいなのがやってたので、それ見ながらチャーハン食べながら妻とLINEしてた
チャーハンは上手かった(要らん情報)
妻は自分の作るチャーハンが好きで、食べたいと言っていたので、翌日ラップに包んで持って行ってくことにした。

妻から明日の朝までに本陣痛が来るかもしれないと連絡があった。
上述した通り、13:00にならないと立ち会えないので、もう少し遅くなってくれ~という気持ちと、早く産まれて妻が楽になってくれという気持ちが混在していた。

家族にも連絡して、みんなでいよいよか~とか、妻ちゃん安産だといいね、なんて話していた
Twitterにも落ち着かないなんてつぶやき、ネットの友達からも励まし?のリプをもらったりしてワクワクソワソワしていた

夜が更けていくにつれて、妻の陣痛の痛みが増し、そのスパンも15分に1回程に加速していた
とても寝れるような心境ではなかったけど、明日に備えて寝なければと思い、25:00くらいに就寝した

出産日当日の朝

6:00前、前日に6:00ぐらいに誘発剤を入れるかもしれないと連絡を受けていたのもあって、いったん目を覚ました
ちょうど妻からはLINEが来ていて、一睡もできなかったこと、夜中に激しい陣痛が来て悶えていたこと、子宮口が一気に8cmぐらい開いてたこと(10cm開くとお産に進むらしい)、今はLDR(分娩室)に入り、無痛分娩の麻酔薬を入れてもらって楽になったことを聞いた
本来ならもっと早く麻酔を入れるはずなのだが、夜中に急に進んだのもあって、病院の方もみんな驚き、慌てて麻酔を入れたらしい。
そのため、妻は余計に長く痛みに苦しんだとのこと、、可哀想に。。
LINEのやりとりをした後、少し寝る。

7:30頃、無痛の麻酔を入れたら進行がゆっくりになり、なんなら子宮口も遠くなってしまったため、促進剤を入れていくとの連絡があった
そして、それでも難航したら帝王切開の可能性も残っているとのこと
ここで初めて現実的な帝王切開の可能性を聞いたと思う
とりあえず、妻は麻酔で痛みから解放され、自分もよほどスピーディー産でなければ出産に立ち会えそうということで、二人で割と明るい感じでLINEをしていた
また少し寝る。

9:00頃、起床。こんな状態だからか、お産に自分が間に合わないという変な夢を見たw

11:00頃、妻からは促進剤が効きまくって地獄の痛みをまた食らってた、そのためまた麻酔を入れたとの連絡があった。
立ち合い可能時間になる13:00が待ち遠しかった。

出産の立ち合い

12:50、病院に着いた。雲一つない快晴だった。

雲一つない快晴だった

 

次に病院を出る時にはもう産まれているんだろう、、そんなことを思いながらLDRに向かった

LDRに入ってびっくりした
でかい椅子(起こしたベッド)に座る妻、周りには様々な医療機器やモニター、そこから妻の体に何本も管が伸びており、妻は酷くぐったりしていた
LINEで連絡を取っていた妻は割と明るそうな文体だったので、ギャップに驚いた

こちらがそんな反応をすると、向こうも重くとらえてしまうと思い、平静を装って片手を挙げ「よっ」と声をかけた
(なお、この挨拶は失敗だったので、これを見ている男性諸君はマネしないことをお勧めする)

そして先生から、以下の事が告げられた

  • 子宮口が7cm程度でお産ができる状態ではないこと
  • 促進剤を規定量入れたら、赤ちゃんの心拍が一時30まで下がってしまったこと
  • このため、少しずつ促進剤を足していき、進行するか様子を見ようと思うが、このまま進まなければ破水もしているため、帝王切開になる可能性もある
  • 現時点で帝王切開に切り替えることもよいが、どうするか?

事前に聞いておらず(おそらく事が起こってからあまり時間がなかったのもあり、妻も連絡する時間がなかった)、てっきり順調に進行していると思っていたため驚いた

妻と相談し、できれば帝王切開は避けたいとして、もう少し様子を見ることにする

ここから、促進剤と麻酔(痛み)のシーソーゲームが始まる…
促進剤を入れるとお産は進むが、酷い陣痛が襲ってくる、麻酔を入れると身体が緩むのかお産が進まない
そして促進剤を入れるとまた赤ちゃんの心拍が下がるかもしれない…
という状況で、促進剤を入れたり、麻酔を入れたりを繰り返していた
赤ちゃんの心拍は逆に160~180と高い数値を出しており、それはそれで心配していた
促進剤を入れるたびに妻は激痛に苦しみ、なるべくお産が進むように麻酔はぎりぎりまで入れないよう頑張っていたが、子宮口はあまり開かず、赤ちゃんも降りてこないまま、いたずらに妻の体力と時間を奪っていった

その間、自分は妻に話しかけるだけ…傍にいることしかしかできず、自分の無力感が辛かった
長くなりそうだと思い、途中軽食を取ったりしたが、妻は点滴で食べられないため、申し訳ない気持ちだった。

そして帝王切開

16:00頃、もう何度目かになる先生の診察の結果、これ以上待っても進行が望めないことから、帝王切開となると言われた。

妻も自分も、ここまで頑張ったのだから仕方ないという考えで、これを同意。
一応緊急手術扱いになるためもあってか、一気に手術や麻酔の説明を受け、同意書のサインを行い、16:45から帝王切開をすることとなった

この時間まで既に30時間以上、妻は陣痛に苦しんでいた
正直、自分は妻がこれ以上苦しむのが見るのが辛く可哀想だったため、帝王切開でお腹を切ることを差し置いても、これでようやく楽になれると安心していた
そして、いよいよ産まれるのだという実感も沸いていた

が、ここで助産師の方から、旦那さんは病院から出て行く必要があると言われてしまう
というのは、帝王切開は「手術」であり「出産」ではないから、「出産立ち合い」の規定外になってしまう。
そのため、旦那さんがいるのはNGということなると言われてしまった。
ここまで来てそんなことって…
ただ、機転を利かせたというか屁理屈というか、「面会」は可能なはずだから、面会入室可能時間ギリギリの16:00からの面会ということにし、18:00まで入れることはできないか?とお願いしてみた。
結果としてこれが承諾され、なんとか18:00まで入れることができるようになった
(今思っても、向こうの同情から来る計らいがあったように思う。ありがたい…)

帝王切開は通常なら1時間程で終わるため、おそらく間に合うと思うが、会えるかどうかは微妙な時間だった
そんな緊張感も持ちながら、妻は手術室のある階へ向かう
「面会」の自分は病室のある階からは移動できないため、エレベーターに乗っていく妻を見送った
酷く疲れており、この状態で手術をしなければならない妻が本当にかわいそうで、がんばれと伝え、涙が出そうになった。
その様子を見て、助産師さんから「仲良いですね」と言われてちょっと恥ずかしくなったw

ここから、誰もいない病室にただ待つだけの1時間が始まった
LDRから運んだ物の設置もすぐに終わってしまい、窓から見える綺麗な夕焼けを眺めていた。部屋の電気はついていなかったので、やけに綺麗に見えた
心境としては、緊張しつつも自分は変に客観的になるところがあって、
「いや~いよいよかぁ…」
「なんかドラマとかの当事者みたいだな」
「夕焼けにただ座って待ってる俺めちゃそれっぽいなw」とか思ってた
でもやっぱり緊張していたんだと思う。
何度も時間を確認して「もう産まれただろうか…」「もしかしたらもう娘がこの世に産まれているのかもしれない…」なんて思っていた。
この時、時計は17:30頃。面会できるリミットも近づいていた。

夕焼けの病室で、産まれた時に着せるドレスを眺めてた

そんな自分を看護師の方が見かねて声をかけてくれた
(多分夕焼けも相まって相当黄昏ているように見えたんだろうw)

看護師「落ち着かないですよね~w もう赤ちゃんも出てきて上にあがってくるだろうと思いますから、もう少しですよ」

ん、ちょっと待って?

俺「え?、えっと、それはもう赤ちゃんはお腹から既に出ているってことですか??」

看護師「はいー、もう出てきて、今は体を拭いたりしている頃かと。もう少ししたらこの階の新生児室に来ますよ。奥さんも無事で、赤ちゃんの少し後から来ると思います。」

娘もう産まれてたwww

ズコーって気分だったけど、「無事終わったようでよかったー!」という気持ちと「え!?もう!?この世に!?俺の娘がいる!??」という興奮でいっぱいだった
産まれた時に着せる予定だった白い服を持って、すぐに新生児室前のエレベーター前に出待ちした

娘と初の対面

ここからのシーンは自分は一生忘れないと思う
エレベーターの前で出待ちしていると、後ろから「かみそさんですか?赤ちゃん、もう来ていますよ^^」と声をかけられた
そう、もう赤ちゃんは新生児室に来ていたのだ
すぐ後ろの新生児室に自分の赤ちゃんがいるのに出待ちしているとはなんと間抜けな奴なのだろう(ってか早く知らせてくれよw)

看護師さんの案内に連れられて、新生児室に入って行く
すごくドキドキしていた
もうすでに泣きそうだった
4人ぐらい赤ちゃんが列に並んでいて、、その奥に1人だけ違うところに、、娘が居た

娘に初めて対面した

その瞬間、いろんな感情がこみあげてきて、涙がぼろぼろ出てきた
「やっと会えた」
「娘が産まれたなんて全然実感がないけど、ここに"居る"…」
「マジかよ…」
「今から自分は親なんだ」
「この子はこれからどんな人生を歩むんだろう」
とか…本当に色んな事を感じた。
今でもうまく言語化できないけど「産まれてきてくれてありがとう」が一番しっくりくるかな…
娘が確かにそこに存在していること、生きていることがとても嬉しかった
心から愛おしく感じた
娘も含めて新生児室の赤ちゃんは誰も泣いておらず、しばらく新生児室には自分の鼻をすする音と、機械の無機質なピッ…ピッという音が響いていた

そして、娘を初めて抱っこして、隣にいた看護師さんに写真を撮ってもらった
涙と鼻水でマスクはぐちょぐちょだったw
後で聞いたら、妻はその日抱くことができなかったので、自分が初めてこの子を抱いたことになる。自分が抱けなかったら、娘は産まれた日に親に抱かれなかったことになるので、本当に良かったと思う。

記録を見たら産まれた時間は17:08、病室で黄昏てるときにはとっくに産まれてたw
そして3600g超の巨大娘!
新生児室のどの赤ちゃんよりもでかかったw
こりゃどっちにしろ帝王切開だったかもしれないなwなんて思った

ふと時計を見たら17:50。面会時間ギリギリ。
間に合わせてくれた妻と娘、本当にありがとう。

その後、手術室から運ばれてきた妻と対面
体力精神共に限界というような状態で、娘が産まれたことを喜ぶ元気もあまりない様子だった。
破水があってから36時間。本当にお疲れ様。
無事に会えたこと、抱けたことを伝え、そして妻を労わる言葉をかけて病室を後にした。

最後にもう一度娘に会いに行って、そこで初めて泣いてる声を聞いてまた感動w
娘ともお別れして、帰路についた
気付いたら18:00を過ぎてしまっていた、スミマセン

宴じゃー!

こんなめでたい日は祝うしかねぇ!ってことでスーパーに行き、霜降り和牛ステーキを購入!時折り嬉し涙を目に溜めながら買い物したw
そうか今日は誕生日か!と気付き、コンビニで小さいケーキも買った
駐車場でおばあちゃんに電話で出産を伝えたり(親には病院で伝えていた)、Twitterに投稿したりした

病院に持って行ったチャーハンは妻は食べられなかった(帝王切開後は食べられない)ので、ステーキとチャーハンとビールで宴じゃー^o^

TwitterやLINEでみんなの祝いを読んだり返信しながら夕飯を食べた、幸せだったw
Twitterで仲良くしているあーさんがお祝いとして贈ってくれた、見晴の曲「SPRING DREAM」のピアノ音で演奏してくれたのを聴きながらの食事は最高に幸せTIMEで、酒も入って涙腺ゆるゆるだったから泣きながら笑いながら一人宴をしていたw
Twitterでは驚くほど多くの方からイイネやお祝いのコメントをもらって本当にありがたかった、娘よ!お前もうこんなに祝われてんぞ!幸せもんだなぁ!w
最後はソファで寝落ちした^o^

後日談

妻は手術から順調に回復、娘も健康に問題なし。
途中、自分がただの花粉症なのにコロナ疑惑がかけられ一時面会拒絶になったりもしたけど、一週間後に無事退院し、今に至ります。

自分は7月末まで育休を取得しているので、夫婦揃ってまずは夏まで育児に専念・奮闘する毎日です。
とりあえずなんとか楽しくやってます。

娘が産まれた感動は一生忘れないと思う。
とにかく元気で育ってほしい。
この子の人生が明るく楽しいものでありますように。

見晴の呼び方聞いてみた

TwitterのTLを読んでいたら「#投票機能使えなくなる前に遊ぼう」なんてタグを発見
軽く経緯を追ってみたら、どうやらイーロン・マスク氏のこのツイートが発端の様子


まぁ確かに投票機能も「おすすめ」同様にTwitter Blueアカのみになると読み取れますけど、色々と具体的でないし、そもそも彼の言うことだからあまり信用しない方がよさそうですw
(現に4/15を過ぎた現在でも投票機能は使えてます)
とはいえ無くなっちゃうと寂しいので、いい機会だと思ってタイトルの質問を投票機能で聞いてみたのでした
いやーどうでもいい前置きでしたね


で、これがそのツイートです


こんな弱小アカなのにまさか76票も集まるとはびっくりしました
リプ欄と自分の票(「見晴」呼び)を含むと83票!
みなさん投票ありがとうございます🙏
中々興味深い結果になったかなと思うので、軽い考察・感想なんかを残しておこうかなと

 

まず、‪83票の内訳は以下の通り‬です

  • ‪館林さん:29票‬
  • みはりん:25票‬
  • 見晴ちゃん:17票‬
  • 見晴:6‬票
  • 館林:5‬票
  • みはるん:1票‬


‪やっぱり名字にさん付けは1番ポピュラーですね‬
これは予想通りでした

 

でもそれに匹敵するぐらい「みはりん」が多いのは驚きでした‬
2番目には多いとは思っていましたけど、ここまでとは

自分の知る限り、作中では一度も「みはりん」と呼ばれてないのですよね
他のナンバリングと違って、ときメモ1には呼び名変更もできないので、主人公から呼ばれることもなく、ドラマCD等でも友人から「みはりん」と呼ばれることもないです
※一応、ドラマシリーズには呼び名変更があり、そこには選択肢の1つに「みはりん」があります

そもそもときメモ1で明確にあだ名で呼ばれてるのは美樹原さんぐらいですかね?(詩織の「メグ」呼び)
ファンの中でもあだ名で呼ばれているときメモ1ヒロインはあまりいない気がします
美樹原さん除くと誰かいますっけ?
紐緒さんの「紐緒閣下」くらい?あだ名というか敬称みたいなものですけどw

これを踏まえると「みはりん」がここまで浸透しているのはおもしろいですね
当時はインターネットも普及する前でしたから、他のファンがどういう呼び方をしているのか触れる機会はあまりなかったでしょうし、各所で自然と「みはりん」呼びが定着したのかなと思います
まぁ「みはる」という名前なら「みはりん」というあだ名は一般的なのかもしれませんけれども…
それとも月間ときめきメモリアルとか雑誌で呼ばれてたのかな?
自分の手元にはないのでわからないですが

 

「見晴ちゃん」はなんとなく女性メモラーの方に多いような気がします
17票の内訳が気になるところ
これも思ったより多くて意外でした

 

「見晴」「みはるん」は投票機能の選択肢になかったので、実際はもうちょっと上かなと思われますね‬
‪特に「見晴」はわざわざリプくださった方が5人もいたのでもっと多そう
でも「見晴ちゃん」に届く程ではなさそうですね~
個人的には自分と同じ呼び方をしている人が思ったより多くて嬉しいですw‬

余談ですが自分は「見晴」呼びしますが、実は元々「館林さん」でした
10年くらい前から見晴好きをリアルでも公言する機会が増えた際に、なぜかさん付けするのが恥ずかしくて、見晴呼びするようになり、そのまま定着しました(特に独占欲とかそういうのはないので悪しからず)

 

とまぁそんなことを考えました
特にオチはないのでこの辺りで
たかだかN=83のデータで分析して意味あるんか?って感じですけど、こうやって色々考えるのが楽しくないですか?
…え?楽しくない?あ、そう…